○ LOVE WILL... ○

「よ〜し、今日のテストうまくいったな」と隆司は言った。

今日はここD大学でテストがあったのだ、隆司は今日のテストがうまくいって満足げに歩いていた。

「お〜い、隆司〜」

そこに隆司の友達である瑠璃がやってきた。

「ここに居たの〜、で今日のテストどうだった?」

「ん?瑠璃か。テストの方はばっちりだったよ。」

それを聞いた瑠璃が

「え〜、本当〜。私出来なかった、、、」

「え?あんなもん、少しやれば出来るじゃん。」

瑠璃はどこか不安そうに、

「いやそうなんだけど、、、昨日テスト出来ない夢を見たのよ、、、」

「え?それでなんで出来ないんだよ?」

「いや、その夢が正夢だったら、、、って思うだけで不安で不安で、、、」

それを聞いた隆司が

「なんだそう言うことか〜」

「なんだって、どういうことよ?」

「ん?それは心理学が関係あるのさ」

「え?そうなの?」

ここで隆司が説明をし始めた、

「うん、強い不安感などがある時に表れやすいのが心のバランスをとるための夢。

それが正夢ってやつなんだって。

それは「成功する夢」で安心感を産み出してバランスを保ったり、また「失敗する夢」でその不安感を再認識させて現実に備える役割もあるんだよ。」

「へ〜、そんなのもあるんだ〜心理学って」

それを聞いた瑠璃が少し元気を取り戻して聞いてきた。

「うん、結構心理学って日常生活の中にもあるもんなんだよね」

「そうなんだ、他にどんなところにあるの?」

「ん〜、たとえば。仲良しのグループとかにいたとして、そのなかの一人が立ったり、座ったりすると他の人達も同じような反応をしてまうことってあるだろ?」

「ん、たしかに1人だけ違うとなんか変だもんね」

「そうだろ?それが心理学では同調行動と言われて。たとえばグループでいっしょにいるような共感性が非常に強い仲間がいると、自然にその仲間と同じ行動や仕草になることを言うんだ。」

「たしかに親しい仲の人だとそうなるよね。親しくない人や知らない人がやっていても反応しないし、、、」

「そう言うことだよ。あと似たようなことで誰かが話をしているのに同調してうなずくと話が弾んで。またその逆にうなずきがなかったら話が弾まずに終わってしまったりするんだよ。」

「たしかに反応がないと話づらいもんね」

「これも同調行動なんだよ」

「へ〜、普通の生活にも心理学ってあるんだ〜」

瑠璃が納得して返事をすると

「おい!他に何かないのかよ」

いきなり後ろから声が聞こえて、2人は後ろを振り向いた。

「お前、、、いつからそこに居たんだよ」

「ん?さっきからずっとな」

返事をしたのは2人の友人でもある一人(かずひと)だった。

「気づかなかったわよ、、、」

「気づかない方が悪いんだろ。そんなことより他にも何かないのかよ、隆司さんよ」

一人がすこし憎らしく言ってきた。

「ああ、そうだな。あとは、、、たとえば誰かを待っている時などにあまり親しくない人や知らない人が近づいてきたら距離を置くだろ?」

「たしかに、いきなり近づかれたらいやだもんね」

「ん、そうだな」

「それは人が自分だけのスペース、パーソナルスペースって言うのを持っているからなんだ。」

「そのパーソナルスペースってのはなんだ?」

と、一人が聞いてきた。

「それは人の縄張りみたいもんだよ。その縄張りは半径3mの円内とされるらしい。そこにはあまりそれが1.2m以内となると侵入できるのは親密な関係の相手だけってことだ。まあようは俺たちのことだな。」

ちょっとふざけ気味に一人が

「となると俺たちはすっごーく親密な訳だな」

「ああ、まあそうだな。で、親密な人でもないのに1.2m以内に近づかれたりすると、微妙に肩が上がりしていくんだ。これは他の人に対する警戒心のあらわれなんだ。それがエスカレートすると人間の身体は不自然な緊張状態を回避しようと働きだして、腕組みをしたり髪を触ったりし始めるんだ。」

「たしかになんかしてないと落ち着かないって言うか、、、気になるわね」

「そしてさらにエスカレートすると腰に手をあてるようになるんだ。心理学ではこの動作をアームアキンボーと呼んでいて、いつでも攻撃態勢に移れる警戒シグナルを表す姿勢なんだ。だから動作で人の感情とかが分かるんだ。」

「ほ〜、心理学って便利な面もあるんだな、ためになるぜ隆司」

「たよりになるわ〜隆司」

2人にほめられすこし照れながら隆司は

「そんなことないよ、大したこと言ってないしね」

それを聞いて一人が

「さて、ためになったところで、テストも終わったところでどっか行かねえか?」

「あ。わりいな一人。これからちょい瑠璃と用事があるんだよ」

「そうなの、ごめんね一人」

「おいおい、俺だけ置いてきぼりかよ〜。まあいいや、まあじゃあまたな〜」

「ああ、また〜」

「またね〜」

心理学な話を終えて3人は分かれていった。

○書き終えて

あ〜またくさいです(爆) しかも題名と内容関係なし(笑) さらに題名ビーマニの曲名(爆)
最初は男3人組だったんだけどやっぱ花ほしいと言うことで1人女性を入れました(誰も聞いてね〜)
この2人の関係は知りません(笑)
あと名前を使わせてもらった(勝手に使った<爆>)瑠璃さん、たかしさん、一人さんに深くお詫びを申し上げますm(_ _)m

 

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